新しいキー入力のデザイン
iPhoneでのATOKの変換がイマイチに感じ始め,乗り換え先を探していたところazooKeyという素敵なアプリを見つけました!
ライブ変換が利用できる上,なんとキーをフルカスタムでき,シェアすることも可能です.
個人開発のようなのですが,OSS化もされており,メンテナンス性も高そうです.
そこで乗り換えついでに,新しいキー入力を考えて実装してみました!
私がiPhoneのキー入力で問題に感じていたのは,以下の通りです.
①手が小さく,片手(右手)での操作も多いため,1,2列目のフリックが難しい
②片手モードだとキーが小さくなり打ちにくい
(③より直感的なフリック配置のフラワータッチ入力に慣れており,通常のフリック入力に馴染めない)
そこでコンセプトとして,片手で入力しやすいことを一番に,なるべく速く打てる事を目指し,日本語の音節に着目しました.
音節とは,清音(普通のかな),(半)濁音(゛゜),撥音(ん),拗音(きゃ等),促音(っ),長音(ー)です.
音韻ベースの片手入力(Syllable-based One-handed input)なので,SO配列と名付けました.以下のURLからazooKeyにダウンロード可能です.
●SO配列
●SO_slim配列(さらに片手で打ちやすいようにスリム化したもの)
※詳しい設定方法は,
https://azookey.netlify.appのカスタムタブ参照
Godan配列に似ていますが,SO配列では必ずあかさたなはまやらわの2列とAIUEOの1列をセットとします.そしてAIUEO列のスワイプ操作のみで1音節を完成させます.スワイプ操作がAIUEO列のみで完結するのが特徴です.
例えば,"か→A"打つと清音"か"が入力されます."か→A上スワイプ"で濁音"が","か→A右スワイプ"で長音"かー","か→A下スワイプ"で拗音"きゃ","か→A左スワイプ"で撥音"かん","か→Aダブルタップ"で促音"かっ"が入力できます.
"ぎゃーん"などの場合,"か→A下スワイプ→A上スワイプ→A右スワイプ→A左スワイプ"または,"か→A上スワイプ→A下スワイプ→A右スワイプ→A左スワイプ"というようにAでの運指で入力可能です.上下スワイプは順序逆でも同じ結果になります.
上下スワイプで先に自立拍を決め,"ー",
"っ","ん"の特殊拍を装飾するイメージです.
拗音の変換については以下の通りです.
入力数という観点で見ると,特に母音が多い場合は入力数が増加してしまいますが,清音以外が多い場合には入力数が減少します.
また同じAIUEOボタン上の運指で音節をまとめて入力可能なため,指の移動が少なくて済み,さらにスワイプ操作が片側に寄っているため,片手での入力がしやすくなります.
AIUEOの配置も上から順のため,直感的と言えそうです.
左利きの場合の列配置をどうすべきか悩んでいるため,現状右利きに特化した配列のみですが,もし要望があれば左利き用も公開したいです.
0コメント